【あなたと私で創るものがたり】
ある日ふと、気がついたらぼくのえさ箱に頭を突っ込んでぼくのえさを食べていた。
ねずみなんて初めて見るから、ぼくは怖くなって物陰に隠れたけど、そのねずみはぼくをちらりと見て、またえさを食べ出した。
怖かったけどぼくは意を決してそいつに近づいた。
でも、ぼくが知ってるねずみとはちょっと違ってた。
少し濃い灰色だけど長い尻尾もくびれもなくて、背中に一本、黒い線が入ってる。
「だれ……?」
こわごわと質問したら、
「わしか? わしゃジャンガリアンハムスターという気高きハムスターじゃ」
「ハ……ハムスター?」
ねずみじゃないの?
そりゃあ、見た目はぼくの知ってるねずみじゃないけど、やっぱりねずみっぽい。
ねずみなんて初めて見るから、ぼくは怖くなって物陰に隠れたけど、そのねずみはぼくをちらりと見て、またえさを食べ出した。
怖かったけどぼくは意を決してそいつに近づいた。
でも、ぼくが知ってるねずみとはちょっと違ってた。
少し濃い灰色だけど長い尻尾もくびれもなくて、背中に一本、黒い線が入ってる。
「だれ……?」
こわごわと質問したら、
「わしか? わしゃジャンガリアンハムスターという気高きハムスターじゃ」
「ハ……ハムスター?」
ねずみじゃないの?
そりゃあ、見た目はぼくの知ってるねずみじゃないけど、やっぱりねずみっぽい。