僕らの恋は…


初耳なんですけど!


「なんで、俺らに言わず、尚にだけいってんだよ。」


うん、うん、っと私もうなずく。


「そーだよ、何年の付き合いだと、おもってんの。」


「はー、別に、いないしぃ。尚の冗談だよ、なぁ〜?」

じっ、私と瑞葵の視線が、尚くんに向かれる。


「まっ、そういうことにしといてもいいよ。」


そういった後、尚くんがニヤリッ、と笑いながら私を見たのは、きっと気のせいだ。



< 20 / 136 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop