隣に座っていいですか?
「とってもおいしいです」
癒される。
マジで癒される
リストラされて
心がささくれ立ってるお姉さんだけど、久々に癒されたよ桜ちゃん。
我が家族で見守る中
小さな手でおそばを食べる桜ちゃんと……ひとりの男。
「温かくて美味しい」
泣きそうな顔してるし
そんなにお腹空いてたのか?
ガツガツ食べるその姿
やっぱり鬼気迫る。
桜ちゃんのお父さんじゃなかったら、絶対追い出してるぞ。
「お腹空いてたの?」
そう聞くと
「はい」
元気に返事
引っ越しで忙しくて
子供のご飯も忘れてたのか?
いや
最低ーーー!
「おにぎりもあるよ」
優しく言うと
なぜか男の目が輝き
「いただきます」って返事する
「いや。あなたに言ってないし」
鋭く反論すると
残念そうな顔された。
お父さんが言っていた
『常識ないやつ』は、もしかしたら正解かもね。
「ごちそうさまでした」
さくらちゃんはきちんと言い
席からジャンプして器を下げようとしていたので、慌てて止める。
「いいのよ。座ってなさい」
そう言って髪を撫で
ジュースを出すと
「うわぁ」……って
男が喜んでいた。
だから
お前じゃないんだよ!
癒される。
マジで癒される
リストラされて
心がささくれ立ってるお姉さんだけど、久々に癒されたよ桜ちゃん。
我が家族で見守る中
小さな手でおそばを食べる桜ちゃんと……ひとりの男。
「温かくて美味しい」
泣きそうな顔してるし
そんなにお腹空いてたのか?
ガツガツ食べるその姿
やっぱり鬼気迫る。
桜ちゃんのお父さんじゃなかったら、絶対追い出してるぞ。
「お腹空いてたの?」
そう聞くと
「はい」
元気に返事
引っ越しで忙しくて
子供のご飯も忘れてたのか?
いや
最低ーーー!
「おにぎりもあるよ」
優しく言うと
なぜか男の目が輝き
「いただきます」って返事する
「いや。あなたに言ってないし」
鋭く反論すると
残念そうな顔された。
お父さんが言っていた
『常識ないやつ』は、もしかしたら正解かもね。
「ごちそうさまでした」
さくらちゃんはきちんと言い
席からジャンプして器を下げようとしていたので、慌てて止める。
「いいのよ。座ってなさい」
そう言って髪を撫で
ジュースを出すと
「うわぁ」……って
男が喜んでいた。
だから
お前じゃないんだよ!