隣に座っていいですか?
「でもね、えっと……えーっと『ぼくはいっしょにあるきたい人ができた』って……えっと『たいせつな人』って…あと、いっぱいおはなししてたけど、さくらはわすれました。ねぇお母さん」
一緒に歩きたい人
大切な人
もしそれが
私の事なら
それだけで幸せを感じる
ありがとう……って!
え?お母さんっ?
ギャーッと声を出し
思わず畳の上で身体を崩し
桜ちゃんを乗せながらブリッジ状態。
「お母さんいます」
平然と桜ちゃんは部屋の隅を指差す。
いやーーー!
いやー!
だめーーー!
私ダメなのそーゆーの!
おそるおそる
見ないと失礼な気もして
そっと目を開き
桜ちゃんの小さな指先を見るけど
いや
別に
誰もいないし。
あー
焦った。
ちょっとだけホッとすると
桜ちゃんが私の肩に手をのせ
「お母さんがいくちゃんママに『よろしくおねがいします』っていってた」
そう言った。
はぁ?
桜ちゃんは笑顔で言い
「テレビのじかんだー」って行ってしまった。
え?
はぁ?
えええぇ?
一緒に歩きたい人
大切な人
もしそれが
私の事なら
それだけで幸せを感じる
ありがとう……って!
え?お母さんっ?
ギャーッと声を出し
思わず畳の上で身体を崩し
桜ちゃんを乗せながらブリッジ状態。
「お母さんいます」
平然と桜ちゃんは部屋の隅を指差す。
いやーーー!
いやー!
だめーーー!
私ダメなのそーゆーの!
おそるおそる
見ないと失礼な気もして
そっと目を開き
桜ちゃんの小さな指先を見るけど
いや
別に
誰もいないし。
あー
焦った。
ちょっとだけホッとすると
桜ちゃんが私の肩に手をのせ
「お母さんがいくちゃんママに『よろしくおねがいします』っていってた」
そう言った。
はぁ?
桜ちゃんは笑顔で言い
「テレビのじかんだー」って行ってしまった。
え?
はぁ?
えええぇ?