わたしは彼を殺した、そして彼に殺される〜50years later〜
わたしには到底、理解できないけど…

あの少女には両親への憎しみがあった。
事故でなく殺意で両親を殺した。

で、いなくなって寂しかったけど…

また天国で会えることがわかった。

また会って殺すことができる。
だから、嬉しそうだった。

と、ロボットの頭は計算したってことか。

それが事実なら…

悔しいけど、

わたしにはもう反論できない。

まだ、わたしには心があるんだし、

人間的な判断しかできないから。

続ける言葉が見つけられないでいると、

ロボットの口が動いた。

「さて、そろそろ本題に入りましょう」

と言ってわたしへの尋問が始まった。
< 17 / 52 >

この作品をシェア

pagetop