わたしは彼を殺した、そして彼に殺される〜50years later〜
そして…

あなたも最後まで彼女を想っていた。

こんな純愛、

ほんとにあるんですね。

愛情ってものを…

ぼくはちゃんと見て感じて、初めて知りましたよ。

ぼくが、ふたりの証人ですからね。

そんな、あなたたちなら…

きっとまた出会えます。

そういった運命なんです。

遠回りしたけど、もう少しですからね。


Kは目元を手で何度かこすると…

仮面を被りなおして言った。

「では、次のかた、お入りください!」
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