先生と教官室3~沢山の初めて~
明かりのある部屋
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バタンッ
「ふぅ…やっと帰ってきたな…。」
冨田先生と分かれて直ぐに車へと乗りこみ、やっとの思いで家へと帰宅したのはいいが、時計は既に22時30分を指していた。
家に着いたら伊緒に電話しようと思ってたけど、明日の朝にした方がいいか。
いやでも、今から飯食って風呂入ってとしていたら寝るのは0時を軽く超えるだろうから、朝起きれる自信はないな…。
あれ、伊緒って明日何時から仕事って言ってたっけ?
俺が休みで、伊緒は昼からだからお泊りをしようって言ってた気がするけど…うーん、覚えてないな。
伊緒にいつ電話をしようかと考えながらも車の鍵を閉め、エレベーターへと向かう。
流石に夜の22時ということもあり、マンションの駐車場やエントランスには人影はみられない。
静かな空間とエレベーターの音だけが、ただ耳へと響いてくる。
「あぁー、どうするかな…。」