先生と教官室3~沢山の初めて~
あの喫茶店はコーヒーだけじゃなくてドルチェも人気だからな…志帆さんはドルチェ、勇二さんはドリンクに付きっ切りになるであろう。
とゆうことは、私がお出迎えと会計と運搬とヘルプでドリンクとドルチェ……いやいやいや、流石にこれは難しいんじゃないか?
やばい、これからのこと考えてたらぞっとしてきた。
「どうするかなぁ…。」
頭ではこれからのことを考えながら、取り込み終えた洗濯を1枚ずつ畳んでいく。
カチ、カチ、と時計の音だけが鳴り響くなか考えをまとめていく。
とりあえず明日2人に相談してみようか。
あ、いやまてよ…。
そういえば、帰り際に志帆さん達が…「おーい、伊緒さん?」
「――――っっ!!!?」
喫茶店のことでいっぱいだった頭の中が、一気に真っ白へと変わっていく。
「何俺のパンツ眺めながら考えてんの?」
「え?パン、ツ……?」
先生の言葉を飲み込めないまま、自分が手にしているものへと目をやる。
「っっ!!!!!」
そこにあったのは男性用の、先生の下着だった。
「あ、いや、これは、ちがくてっ!!」
男性用の下着なんてスーパーとかでよく見るから初めてという訳ではないが、先生の物となると話は別である。
どうしようどうしようどうしたらいいんだ!!!
このまま持っているのは変だし、変態だと思われる。
先生の顔面に投げつける?
いや、顔面は駄目だろう。
…違うな、投げつけることから間違っている気がする。
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ良い案が出てこない!!!