禁断の放課後
ライバル
あたし達が1つになれた
その5日後。
あたしは、いつも強い視線を
感じていた。
でも振り向くと誰もいない・・・
なんか怖いな・・・
学校の中でも、亮哉と帰る時も
いつも誰かの視線を感じる。
『ねぇ・・・』
『ん??』
亮哉と一緒に帰る途中、亮哉にその事を
話してみることにした。
『最近誰かに見られてるみたいなんだ・・・』
『ストーカーか!???』
『そうかもしんない・・・』
『大丈夫。俺がお前守るから』
そう言って、亮哉は
繋いでいた手を
さらに強く握ってくれた。
ありがと・・・亮哉・・・
亮哉がいてくれれば、ほかに
何もいらないよ・・・
『約束のかわりにキスな笑』
『もぉ~しかたないなぁ~笑』
あたし達は人がいるのも
気にせず口づけを交わした。
人ごみの中に
鋭く睨む
恐ろしい目が、あたしを
見ているとも知らずに・・・