君の軌跡
今日は土曜で学校は休み。
親父も休みだし、話を聞くには
絶好の機会だ。
「…で、これはどういうことだ、親父?」
「うむ。実はだな…お前の許嫁だ。」
とりあえずゲンコツ!
「じょ、冗談だ。…実はだな。
私の親戚が仕事で長い間、日本を離れるんだ。
そこで私に預けたいと言いだしてな。
まぁ断る理由もないし、お前も喜んで…」
もういっちょゲンコツ!!
「ふう…まぁ理由はわかった。
で、いつまで預かるんだ?」
「さあ?」
「このクソ親父ぃ…」
「まぁいいじゃないの。澪ちゃん、良い子だし
母さんも娘が出来たみたいで嬉しいわ。」
「…母さんがいうなら…分かったよ。」
「お母さん!その洗濯物干すの
手伝いますよ!」
そう言って桜井は洗濯を始めた。
「あれ?これ、優也くんの?可愛い!」
桜井は俺の動物柄のパンツを
広げて笑い始めた。
「ば、早く干して放置しとけ!!」