君の軌跡
「き、如月…。」
「…ん?あ、椎名くん。
珍しいね、こんな所で会うなんて。」
そう言って如月は
微笑んでいた。
その笑顔が眩しい…!おっと…
「そっそうだな!
如月も夕食の買い物!?」
「うん。…あれ?そこの女の人…
確か転校生の…」
「あ、桜井澪です。よろしく。」
「私は隣のクラスの
如月夏希(きさらぎ なつき)。
よろしくね。桜井さん。」
…やっべ!俺と桜井が一緒だと
誤解が生まれるじゃねーか!!
「あ、さっ桜井とも偶然会ってさ!
今日はすごい偶然だなぁ!あはは!!」
「え、そうなの?なーんだ。
私はてっきり一緒に買い物に
来てるのかと思ったわ。」
「まっまさかぁ!なんで
俺がこいつと!」
「むっ…」
あ、やべ…
「えっと、じゃあ俺はこれで!」