君の軌跡



「ただいまぁ!」



ちくしょう…なんで俺が
こんな目に合わなきゃ…。



「おぉ!帰ったか!!」



「な、何してんだよ親父たち。
その荷物…旅行でも行くのか?」



リビングには旅行用カバンが
いくつも出ていた。



「あぁ。仕事でな。
しばらく家を空ける。
澪ちゃんと二人で頑張ってくれ!」



…はい?



「ちょっ!それどういう…」



「母さんも一緒に連れて行く。
すまん!!では、行って来る!!」



「戸締まりはしっかりねー!
あと火の後始末もねー!
それに…!!!」



二人はタクシーに乗って
消えて行った。



…嘘だろ?



この家に、俺と親戚の女の子。



なんだよこの状況は…!!!



「えっと…とりあえず
夕飯の支度するね?」



「お、おう…」



これから二人で暮らせっつーのかあ!?


< 15 / 15 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop