君の軌跡



キーンコーンカーンコーン…



「…んあー!終わったー!あっ優也、
カラオケでも行かね?」



「あぁ。別に…」



「椎名君。あの、話があるんだけど。」



そこには桜井がいた。



「えっ…俺?」



「うん。」



「…お前は…お前は…!!」



一樹は怒りに燃えていた。



「お、落ち着け!これは…あれだ!その…」



「あの…お家、教えてください。」



「…はい?」



え、なにこの状況?



「優也…この…裏切り者ぉ!!!」



「ま、待て!誤解だ!!」



そして一樹は去って行った。



「あれ?なんだこの、
まさにカップルが浮気現場を発見し、
それを誤魔化すようなセリフは…。」



「あ、あの…」
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