今宵、きみを想う
「別に、何もっ」
あなたのことを考えてました、なんて恥ずかしくて言えないから目を逸らす。
だけど、それはまた彼を勘違いへの階段へと誘う―――
「言えないようなこと、俺の横で考えてたの?」
「違っ!」
「もっと、俺で埋めなきゃダメなのかな。お前のこと」
左手が伸びてきて頬をなぞって、クシャリと耳横の髪を握る。
「抱くよ」
左耳にそう囁かれて、声だけでゾクリと身体が震える。
もう、声だけで高ぶってしまいそうな体を隠したくて
「ダメ、待ってっ」
思わず止めに入ってしまうのに
「待てない。全部、俺のモノになるまで。何度でもお前を抱くから」
「んやっ、あぁぁああっ!!」
彼の熱で、私の体は貫かれた。
*
あなたのことを考えてました、なんて恥ずかしくて言えないから目を逸らす。
だけど、それはまた彼を勘違いへの階段へと誘う―――
「言えないようなこと、俺の横で考えてたの?」
「違っ!」
「もっと、俺で埋めなきゃダメなのかな。お前のこと」
左手が伸びてきて頬をなぞって、クシャリと耳横の髪を握る。
「抱くよ」
左耳にそう囁かれて、声だけでゾクリと身体が震える。
もう、声だけで高ぶってしまいそうな体を隠したくて
「ダメ、待ってっ」
思わず止めに入ってしまうのに
「待てない。全部、俺のモノになるまで。何度でもお前を抱くから」
「んやっ、あぁぁああっ!!」
彼の熱で、私の体は貫かれた。
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