今宵、きみを想う
25歳ってのもまた微妙だ。
大学卒業して、就職して3年目。
それなりに社会人しだして、それなりに落ち着きを持ち始める年ごろで。
もう馬鹿みたいな学生気分が残ってなくて。
真面目に足を踏み入れだした、そんな年頃―――
3か月前、友達の結婚式に出て、初めてのことにドキドキしたけど。
そんなことまでもう視野に入った年頃で。
だから、何かが変わりつつあるんだ、今。
それなのに彼氏はいなくて、彼のことは未だに引っ掛かったままで。
うだうだしてる自分を何とかしたくて、今日は張り切って来た。
みんな、どうなんだろうな……
ドキドキしながら、集合場所に着くと
「おー!!」
って、幹事の男の子に手を振られた。
大学卒業して、就職して3年目。
それなりに社会人しだして、それなりに落ち着きを持ち始める年ごろで。
もう馬鹿みたいな学生気分が残ってなくて。
真面目に足を踏み入れだした、そんな年頃―――
3か月前、友達の結婚式に出て、初めてのことにドキドキしたけど。
そんなことまでもう視野に入った年頃で。
だから、何かが変わりつつあるんだ、今。
それなのに彼氏はいなくて、彼のことは未だに引っ掛かったままで。
うだうだしてる自分を何とかしたくて、今日は張り切って来た。
みんな、どうなんだろうな……
ドキドキしながら、集合場所に着くと
「おー!!」
って、幹事の男の子に手を振られた。