プラスチック


「イヤならイヤって言えよっ。辛いなら辛いって言えよっ。泣きたいクセに我慢してんじゃねぇよっ。上辺だけの笑顔なんか浮かべんなっ!!」

突然、頭ごなしに怒鳴られた。

いきなりの事に驚いたのと同時に、さっきよりも更に悔しさが込み上げてきて自然と唇を噛みしめてしまう。

勝手なこと言って、私のことなんて何にも知らないくせに。
何にも知らないくせにっ。


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