空愛の唄

2月



寒いさむい日。


君はあたしの手をとって


何も言わなかったけど


少し笑って


そっとポッケに手を入れた。




中で指を絡めながら


君は少し前を歩く。




ここから見える


君の斜め後ろ姿。


前しか見ていない瞳も


なんだか照れくさそうに


桃色に染まった頬も


いつも以上に特別に思えた。




そんな君が全部好き


いつまでも君の側にいたいから


君の後ろ姿、好きだから。




ねぇ、君も同じ気持ちでしょ?


ずっとずっと一緒にいよう




あたしの気持ちは


ずっと君に一途だから。





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