気まぐれ王子とサル女
◆君の笑顔は眩しくて
《七海side》
体育祭が終わり、
1週間たった今
私と爽太は代表として
クラスの打ち上げの時に使う材料を
買いにきている。
「どれにしようか迷うなあ。」
BINGOの景品や面白いグッズなど
いろいろな物を買いにきているが
沢山物がありすぎて選びきれない。
爽太はというと
「なな、これどうよ!」
私の方に振り返ると
爽太は目が描いてあるメガネをして
変なポーズをとっている。
「ハハッ、爽太キモイよ。」
そう言うと爽太は
"ベシッ"と私の頭を叩いた。