続・星屑チョコレート【短】
「あ、はいっ!!シャワーじゃなくて、お風呂沸かすんで!」


ドタバタと走ってバスルームに向かう橋本君に、思わず苦笑を零してしまう。


「……繭さん」


程なくして、彼が脱衣所から遠慮がちに顔を覗かせた。


「何よ?」


「本当にいいんですか……?その、泊まっていく、なんて……」


らしくなくしどろもどろ話しながら戻って来た橋本君に、わざとため息をついて見せる。


「ダメなら今すぐに帰るけど」


「いえっ!!俺は全然っ……!」


慌てて首を左右に振った橋本君は、少ししてからどこか不安げに眉を下げた。


「でも、繭さん……もしかして無理してるんじゃ……」


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