マリッジブルーにさせたくて~男友達と~【TABOO】
いつもよりピッチが早い。勇志は少し酔っ払っているように見受けられる。

「あー。灯莉は結婚するなー」
「もう、飲み過ぎだよ」

冗談─そう思って流している自分と喜んでいる自分がいる。

「…冗談じゃないよ。ずっと、好きだった」

灯莉の心を透視しているような言葉とずっと友達だと思っていた彼からの告白。灯莉はどうするべきか分からず、残っていたお酒を一気に飲み干した。
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