【完】彼を振り向かせる方法
真っ直ぐな瞳に吸い込まれそうになる私。
知らなかった。
こんなに、感謝してくれていたなんて。
「まぁ……だからもらってよ。あと、色恋沙汰でなんか悩み事あったら、いつでも相談乗るから」
そう言って最後には、やっぱり優しく笑うんだ。
「わかった…ありがと」
温かい気持ちになって、小瓶を受け取る。
大切にしよう……。
「あ。でも注意、一つだけ」
「ん?なに?」
「つけすぎちゃダメだから。ソレ」
私が持っている小瓶を指差してカケちゃんは警告した。
なるほど…適度にってことね……。
ん?
つける…?