ブラック プリンセス Ⅱ
「ちょっと。どういう事よ!」
顔を真っ赤にしながら
こっちをにらんで
叫ぶ、瑠璃。
「こうゆうこと。」
怖くないですよ。と
言うように、顔色一つ
崩さずに言い返した。
「隼人さんは!?あんた
まさか裏切ったの!?」
「裏切ったもなにも、
隼人が来るなんて
一言もいってない!!」
私がそういったあと
悔しい表情を浮かべたが
すぐにいつもの、
気持ち悪い笑顔に代わり
「へぇ〜。」
意味深な感じで
そう呟いた。