新撰組~時を超えた出会い~
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「・・・・ん・・・」
ゆっくりと目を開けた。目の前には広大な空。
さっき、こんなところにいたっけ…?
私はゆっくりと体を起こし辺りを見回した。
・・・・うそ・・・・。
だってここは、どこかの森?山?林?の中。
私の周りには木々がなく、少し離れたとことに木々が沢山あった。
そこには道があった。
私は違和感を感じた。
・・・・・。手に持っているのが、布袋だった。と言うより、包んである感じであった。
縛っているところを開くと、スクバがあった。
・・・おかしい・・・私、スクバを手に持ってたよね…?
そのまま、服を見ると‥‥。
・・・なぜ、なぜ!何故和服!そして男物!武士が着ているものだった。
髪を触ってみると、ポニーテールであり、紐で結ばれていた。
リボン結びで結んであった。私は男なのか???しかし、腰に刀がない。
服の中を探ると、小刀が入っていた。
…自刃しろと…?
にしても何故ここに…?普通、病院へ行くよな…?
捨てられた…?
わけがわからない。とりあえず、スクバを布の中に包み結んだ。
そして一本の道を歩き、林をぬけた。