新撰組~時を超えた出会い~
深夜
ー真紘の部屋ー
ーあなたなんかいなければっ!
ーーあなたのせいよっ!何もかも!
ー可哀そうよね・・・
ーーーあの子に近づかないほうがいいわよ。あの子、死神よ。
ーー雪女だ・・
「っ!!」
目を開けば天井・・
「はぁ・・・はぁ・・・」
夢だと安堵しても、呼吸が苦しくなる。
水・・・
水を飲んで、呼吸を楽にしないと・・・
よれっとしながら障子につかまり、
開け、壁に手を付きながら井戸のある方へと歩いた。
「はぁ・・・はぁ・・」
どうしてあんな夢を・・・
あの夢は何・・?
過呼吸を繰り返しながら歩く。
けど、次第に意識が遠のき、
誰の部屋の前でばたりと倒れたとは知らずに、
私は意識を途絶えた。