クールプリンセス×キュートプリンス
第1章

キュートプリンス

僕の虜にならない人なんていない。



僕が、15年間生きてきたなかで見つけた結論。



成績優秀で、容姿までもが完璧の僕、姫宮優を周りが放っておくわけないでしょ?



だから、新しい学校に向かう途中でも皆の視線の先には僕。



「ねえねえ!あの子、可愛くない?」



「確かに~!でも、男の子でしょ?羨ましいなぁ...」



そんなことしか皆言わない。



誰も僕を妬まない。だって、僕が完璧だから。



あ、学校ついた。僕に釣り合う子、いるかな?



えっと、姫宮優、姫宮優は...



あった。僕のクラスは1-Bか



ん?「若王子蒼空」?



なんだろ。なんか目に入った。



気になるなぁ...



まあ、教室行けば分かるか。


< 1 / 3 >

この作品をシェア

pagetop