サラリ-マンと女子高生



「…ただいま-」



玄関を開けると家全体が静まり返っていた



…? 誰もいない?



ガチャッ



「あ、千咲!」



「わ!びっくりした!お姉ちゃん今日早くない?」


誰もいないと思っていたリビングを開けた瞬間、そこには一番予想外だったお姉ちゃんがソファに座っていた




「それが彼氏のところに泊まるはずだったんだけどね?晴也風邪引いちゃったみたいで」



晴也?

確かお姉ちゃんの彼氏は誠さんだったはず…



いいや、聞くとめんどうだし

きっと別れちゃったんだな




「千咲は?」



「え…」



「今の彼氏と上手くいってるの?」



「!」



お姉ちゃんは昔からそうだ


聞いてほしくないことを最悪のタイミングでいつも聞いてくる



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