サラリ-マンと女子高生
「お疲れ様で-す」
圭吾のおかげでなんとかバイトに間に合った私は、店内にいる真美さんに声をかける
「え?」
お客さんの数を確認するために辺りを見渡していると、カウンタ-席で川上さんがコ-ヒ-を飲んでいた
「っ!川上さん!」
「久しぶり」
川上さんはあの時と同じ笑顔で笑いかける
なんでだろ…川上さんの目を見てると引き込まれそうになる…
てか私今日化粧ちゃんとしてないんだ!
「?どしたの?」
「っえ、あぁあの…着替えきます!」
私は更衣室に駆け込んだ
更衣室に入ると私は急いでバイトの服に着替えてメイクポ-チを開けた
「リップとマスカラだけもう一回塗っとこ…」
それでもいつもよりは薄いけど…
それで時間に遅れてしまったら元も子もない
今日はこれで頑張ろう
鏡で髪を縛り直して、私は更衣室を後にした