サラリ-マンと女子高生
君のこと、聞かせて





日曜日、昼下がりの3時20分



シャ-ベットカラ-の襟元にレ-スが着いている水玉のワンピ-スに薄いロングカ-ディガンを羽織る。

髪もゆるく巻いて化粧もごてごてにならないように、でもこの前みたいにはならないように…


鏡で入念に最終チェックをする


「ok…かな?」



更衣室を出てまだ働いている人に「お先です」と声をかけた



ドアを開けるとそこには川上さんが立っていた



「川上さん!」



「あぁ、早かったね」


そこにはいつものス-ツ姿とは違う、私服の川上さんが立っていた



…トクン


心臓が跳ね上がる



私がボ-っと見つめていると、川上さんが「…どうしたの?」
と問いかけてきた


「あ、なんでもないです!川上さん何時からいたんですか?」



「俺も今来たところだよ」



漫画やドラマにでも出てくる彼氏がいいそうなセリフをこの人はさらっと言ってみせた



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