サラリ-マンと女子高生



「うわ、エリ-トだ」


私が目を丸くする



「そんなんでもないけどね」


私の発言がよほどツボに入ったのか川上さんは笑いながらそう言った



「で、上司がお前の地元は仙台なんだからそっちの支部に4月から移ればいいじゃないかって言ってくれて今日9時にその喫茶店で仙台支部の人と待ち合わせになったんですよ」



「へ-え…」


でもグリ-ンカフェなんて所で待ち合わせってことはもしかしたら常連客の人かもしれないな…



「あ、ここを右です」



「右ね」



「で、ここをまた右に…」



「本当に入り組んでるな」



「私が案内してなかったら川上さん危なかったんじゃないですか?」



「うん、やばかった」


川上さんはそう言うとまた笑った



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