サラリ-マンと女子高生
よく笑う人なんだな…
「あ、ここですよ」
「え、ここ?!」
「はい、グリ-ンカフェはここですよ川上さん」
私が指を差しながら改めてそう言うと川上さんは驚いていた
「なんてゆ-か道のりも入り組んでるけど、店自体も分かりづらいところにあるな…良く分かったね」
「ちなみにここのおすすめはホワイトモカです」
「詳しいね、もしかして常連?」
「う-んおしいですね、実は私ここでバイトしてるんです」
最後くらいネタばらししないとね
「え?だからそんな詳しかったのか」
川上さんが納得したような表情を浮かべた
時計を見てみると長い針が30分を指していた
「じゃあ、私はここで!」
「待って、なんかお礼させ…「いいですよそんなの!自分のバイトしてるところにお客さんが来てくれるだけで十分お礼です」
電車もあと15分だし、こんなことでお礼させてしまうのはどうしても気が引ける