サラリ-マンと女子高生
後悔と再会
「な-んかもったいない」
「え?なんで?」
「私だったら絶対お礼してもらったのにな-って
あっちからそう言ってきてくれた訳だし」
私は昨日あった出来事を親友の由梨に話していた
由梨は私とはかなり正反対。
しっかり者で、お姉さんタイプ
いわゆる『なんでも話せる友達』だ
「だって…自分の働いてるところちょうど聞かれただけだもん。」
「そ-じゃなくて」
由梨が首を横に振る
「もろ千咲のタイプじゃん」
「!」
「背が高くて-年上で-おまけにかっこいいんでしょ?」
確かに…あれは私のタイプだ
しかもかなりのどストライク。
「でも…確かに年上はいいけど社会人だよ!?きっと24くらいだから……7歳差!」
「そこまで離れてないじゃん」
由梨が即答する
「離れてるよ!」
「そうかな-?最近流行ってるじゃん年の差カップル
ほら、21歳差とか」
「そこまでじゃないし!」
私にはめずらしく鋭いツッコミを由梨に入れる