お姫様を救え! ~女子高生勇者とオ〇〇たち~



「だからって…」



ウージの言わんとすることは理解できる。
だがしかし



「だからって、こんなイタイケな少女ひとりに化け物を退治させようって言うの!?」



「それはかわいそうよ」



カーマが、さすがに…と憐れみの眼差しを向ける



「ともこも一応女の子なんだから」



ウフッと最後に微笑をつけたす
ともこも一応の"一応"よりも"も"が少し気になったが、気づかなかったことにすることにした



「しかしだ。俺は助けに行けねぇし、それでもし姫があんなことやこんなことになっちまってたらどーすんだよ。」



「そうだ!!!姫が捕われてるんだったわ。」



なんだかんだで、ともこはすっかり忘れかけていた。



「あんた、姫が捕われてるなら、嫌とか言ってる場合じゃないじゃない!!大体それで勇者とか呼び出して私に頼ろうとしてるとこが女々しいっ!!姫がどんなに不安でいるか…さっさと助けに行くわよっ」





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