お姫様を救え! ~女子高生勇者とオ〇〇たち~
「…まだ夢か…」
周りの景色が変わっていないのを見るとともこはまた寝ようとする。
誰かが叫んでいたって関係ない。
ともこは寝汚いのだ。
寝ると決めたらどんなに邪魔が入ろうと、たとえ襟首掴まれて揺すられたって確実に
…多分寝る。
「何を寝ているんだ、貴様ぁ!!
せっかく俺様がじきじきに呼び出してやったというのに!!」
(あぁ..誰かが叫んでる)
その誰かはまだ何かを叫んでいた。
「大体、異世界に呼び出された勇者は、その栄光のため呼び出した者に感謝をし、即座に姫を助けに行く!!
そういうものだろう!!
それが何だこれは!!
勇者、さっさと助けに行け!!」