純恋~キミと出会った日から~

記憶の中の王子様

麻瑠【side】


「やーい 麻瑠の頭はま〜ん丸!」


「うるさい!」


私は、小学校の頃から今でも、ぱっつん前髪にきのこヘアーだから、小さい時によく男の子たちにからかわれていた。


ある日、公園で遊んでいるとまた男の子たちがきて言う。


「やーい まん丸頭〜」


「やめろよ!」


後ろで聞きなれない声がした。


そこには、私と同い歳くらいの男の子がいた。


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