殺花乱舞 ~love sing~
これら全てを「神」に言ってきた。
そして、実験台の翔にも……。



実験台の翔はあたしに恋した。
……それは予定外の出来事だった。

「付き合ってくれ!」と言う翔を
あたしはワザと冷たく言い放った。



~***~***~***~***~***~


「……実験台にされたって
 わかんなかったの?ってゆーか、
 自分の自意識過剰にあたしを
 巻き込まないで!!?」

「あたしは「神」が好きなの!
 年上の「神」があたしを好きになる
 作戦のために、アンタを…
 利用したってわけ。」

「それくらいわかんないかな?
 高校2年生なんでしょ!!?」




~***~***~***~***~***~


本当に悪かったと思う。
でも、翔の想いはマジだった。
それを知っているにも関わらず、
あたしはそれをまた利用した。



























『そんなにあたしが好きならさ……。
 あたしのとこまで墜ちてきてよ?
 その¨白¨を脱ぎ捨てて、あたしと
 同じ¨黒¨になってよ?』


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