君に逢いたくて~最後の手紙~
はあ…はあ…


なんでか急いで走ってしまう。


隼人の家までは歩いて3分で
すごく近いのに。


でもこの1週間、全然会ってなかったから、
早く会いたくて…。



―ピンポーン♪


隼人の家の前に着いた私は、
家のチャイムを鳴らした。


「はーい!」


―ガチャ


中から出てきたのは隼人。


「来たよ!」


「おう!早いな!まあ今日は誰も
いないからゆっくりして行け!」


「うん!わかった」


そう言って私は中に入れてもらった。


きれいな家だなー!


「俺の部屋行くか?」


周りを見渡しているときに聞こえた
隼人の声。


隼人の部屋?


「うん!行く!」


「ついて来て」


そう言われた私は、隼人の
あとをついて行った。
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