君に逢いたくて~最後の手紙~
「うん!そうだね!また帰ってきたら、
招介してね!」


「うん」


隼人のお姉さん、絶対美人だよ!


だって、弟の隼人がこんなに
かっこいいんだから。


「梨衣奈、暇なときはいつでも
来ていいからな」


「うん!」


できれば毎日来たいな。


毎日隼人に会いたいから…。




そのあと私たちは隼人の部屋で、
いろんな話をした。


そしていつの間に外が
暗くなっていた。


「暗くなってきたし、そろそろ
帰るね!」


「うん。わかった」


私は自分の鞄を持って立った。


「俺、送って行くよ」


そんな私を見て、隼人がそう言った。



「いや、いいよ。すぐ近くだし」


「でも、危ないから」


「大丈夫!じゃね!」


隼人はまだ何か言っている。


でも私は無視して家を出た。




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