君に逢いたくて~最後の手紙~
「どうして!?なんでよ!?」



私はそう言って隼人にしがみつく。



「さわるな!俺に触っていいのは
楓だけだ!」



その言葉にさらに涙の量は増える。



「でもまあ…」



そう言って近づいてきた隼人。



え?



…な、なに?



え??



「きゃっ!」



私は隼人に押さえつけられた。



「や!なにするの?」



隼人は私の言葉に耳を貸してくれない。



「楓!ロープ取れ!」


え?なにするの?


ロープなんかで…。



「はい!」


「サンキュ」



隼人は楓から受け取ったロープで
私の腕と足を縛った。
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