君に逢いたくて~最後の手紙~
「優斗ぉ、お願い…梨衣奈を、
助けてあげて!」
私は必死にそう訴えた。
今の梨衣奈を助けられるのはもう、
優斗しかいないから…。
「え!?梨衣奈に何かあったのか!?」
優斗は泣きまくっている私を見て、
驚いている。
「…うん……あのね…梨衣奈が…
いなく、なっちゃたの…」
「は?梨衣奈がいない!?」
「うん……わーん…どうしうよう…?」
梨衣奈……。
心配だよ~。
「泣くな!俺が必ず、探し出すから!」
そう言った優斗の目は、
とても力強かった。
「…うん…分かった。でも…
場所、分かるの…?」
…どこに行くのかメモも残してないし、
手がかりなんてないのに…。
「だいたいは予測できてる」
え?
「どうして…?」
「俺をなめんなよ!俺は梨衣奈の
幼なじみなんだからな!
…でもまあ、突然あいつの前から
姿を消してしまったけど…」
優斗はそう言い、少し切なそうな
顔をした。
「とりあえず、美夏は家で待ってろ。
俺、今から行ってくるから」
でも優斗の顔はすぐに元の
顔に戻った。
力強くて、安心感のある顔に…。
「…わかった…。待ってる」
私がそう言うと、優斗は駅に向かって
走って行った。
助けてあげて!」
私は必死にそう訴えた。
今の梨衣奈を助けられるのはもう、
優斗しかいないから…。
「え!?梨衣奈に何かあったのか!?」
優斗は泣きまくっている私を見て、
驚いている。
「…うん……あのね…梨衣奈が…
いなく、なっちゃたの…」
「は?梨衣奈がいない!?」
「うん……わーん…どうしうよう…?」
梨衣奈……。
心配だよ~。
「泣くな!俺が必ず、探し出すから!」
そう言った優斗の目は、
とても力強かった。
「…うん…分かった。でも…
場所、分かるの…?」
…どこに行くのかメモも残してないし、
手がかりなんてないのに…。
「だいたいは予測できてる」
え?
「どうして…?」
「俺をなめんなよ!俺は梨衣奈の
幼なじみなんだからな!
…でもまあ、突然あいつの前から
姿を消してしまったけど…」
優斗はそう言い、少し切なそうな
顔をした。
「とりあえず、美夏は家で待ってろ。
俺、今から行ってくるから」
でも優斗の顔はすぐに元の
顔に戻った。
力強くて、安心感のある顔に…。
「…わかった…。待ってる」
私がそう言うと、優斗は駅に向かって
走って行った。