君に逢いたくて~最後の手紙~
「そうなの?んじゃ、一緒に行こ?」



「うん」



そうして私たちは円華んちに2人で
歩いて行った。





円華んちに着くと、ちょうど庭の
花壇のところに円華がいた。




「円華!」



私の声に気付いた円華は、
こっちを向いた。



「あ、梨衣奈。……あれ?その人は?」



円華が優斗のほうに目を向けて
そう言った。




「あ~、この人は優斗。
私の幼なじみで、大好きな人なんだ」



私は優斗を見ながらそう言った。



「へえー。かっこいいね優斗君。
あたしもこんなかっこいい幼なじみ
いたらよかったのに」



はあ…。


とため息をつく円華。



優斗、かっこいいよね。


それに、優しいし。
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