君に逢いたくて~最後の手紙~
「う、うん…!」



私は涙を拭い、今までで
1番の笑顔を作った。



それを見た優斗は…
ふっと微笑んだ。



「りぃなは…かわ、いいな…。
ずっと……大好き、だからな…。

ずっとずっと……愛してるからな…。

俺は……向こうで…ずっとお前のこと、
待ってるから…。


……ありがとう…」




優斗は小さい声でそう言って、
静かに目を閉じた。



これが、優斗の最後の
言葉だった。




「いやぁ~!優斗!?優斗!」




私はただただ泣き叫んだ。



その横で先生が確認をする。




…そして…、

残酷な言葉を放った。
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