君に逢いたくて~最後の手紙~
「…でも私は、信じてる。
優斗は必ず帰ってくるって」
私はそう言った。
「…どうして?」
美夏が聞いてきた。
「小学校卒業する前に、
『必ず迎えに来るからな』
って言ってたもん。
私はその時、よく意味が
分からなかったけど」
だから、なんとなく…
うなずいていた。
「…そっか」
「うん。それにね?今から
9年前の小1のとき、結婚する、
一緒にいる、って約束もしたし」
「会えるといいね」
そう言って微笑んだ美夏。
「うん」
私も美夏に笑顔を向けた。
優斗、また必ず会えるよね?
その後…。
入学式を終えた私たちは
先生に連れられ、
私たちのクラス、
A組の教室にやってきた。
私の席は窓側から2列目の、
後ろから2番目。
美夏は私の後ろ。
先生の話はあっと言う間に
終わった。
今日はもう下校する。
優斗は必ず帰ってくるって」
私はそう言った。
「…どうして?」
美夏が聞いてきた。
「小学校卒業する前に、
『必ず迎えに来るからな』
って言ってたもん。
私はその時、よく意味が
分からなかったけど」
だから、なんとなく…
うなずいていた。
「…そっか」
「うん。それにね?今から
9年前の小1のとき、結婚する、
一緒にいる、って約束もしたし」
「会えるといいね」
そう言って微笑んだ美夏。
「うん」
私も美夏に笑顔を向けた。
優斗、また必ず会えるよね?
その後…。
入学式を終えた私たちは
先生に連れられ、
私たちのクラス、
A組の教室にやってきた。
私の席は窓側から2列目の、
後ろから2番目。
美夏は私の後ろ。
先生の話はあっと言う間に
終わった。
今日はもう下校する。