君に逢いたくて~最後の手紙~
私は美夏たちの車に乗せてもらった。



そして私が降りたのは、
小さい頃、よく優斗と一緒に
遊んだ公園。



美夏も一緒にいてくれるって
言ったけど…私は断った。



美夏は最後に、1枚の手紙を
渡してくれた。



優斗からの手紙を…。



私は手紙と日記帳を抱きしめ
1人でベンチに座る。




まず、日記を開く。




その日記には、優斗が
感じていた思いが全て、
丁寧に綴られていた。



痛みや、辛さ…。



私への思いも書いてあった。



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9月19日。
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今日は雨だった。それなのに
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梨衣奈は来てくれた。
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梨衣奈…。ありがとな。
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ずっと大好きだからな…。
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そんな短い文章。



でも私は、その文章から
愛情を感じ取ることができた。





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