君に逢いたくて~最後の手紙~
次の日から3日間、


俺は何もないかのように


梨衣奈と過ごした。


そしていよいよ今日、


サプライズの日…。


俺は今日、梨衣奈を初めて


家に呼んだ。


「おじゃまします」


「どうぞ」


結構緊張するな…。


俺は梨衣奈を自分の部屋に


招き入れた。


「部屋、きれいだね」


梨衣奈がそう言った。


俺の部屋は物が少ない。


…だからきれいに見える。


「そうかな?」


「うん」


あーヤベ…


緊張するなー。


サプライズなんて初めてだから。


俺らは緊張しながらも、普通の


世間話をした。


「なあ。喉渇かねえ?」


俺が聞くと、梨衣奈は


「うん」と答えた。


「俺、お茶とって来るね」


「うん」


俺は部屋に梨衣奈を残して、


お茶をとりに行った。

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