君に逢いたくて~最後の手紙~
「…私は、行かない」



私は即断った。




「何で?行こうよ」



なんでって……。



「私は、優斗を待つって決めたから」




「そんなこと言わずに、
ただそこにいるだけでいいから」




「そんなこと言われても…」




「奈々、他の子も誘ったけど
断られたんだって。

男子3人いて、女子があと2人
足りないんだって。
友達を助けると思って。ね?」




そこまで言われると。



「うん。わかった」


って言うしかないじゃん。



「えっと。‐あたしも梨衣奈も行く!‐と」




美夏のメールの返事は、
すぐに返ってきた。



―チャラララ~ン♪



「日曜日のお昼の12時にカラオケに
集合だって」



「わかった」



そのあと私たちはオムライスを
2人で食べて、
美夏は帰って行った。


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