君に逢いたくて~最後の手紙~
やっとむかえた昼休み。


私と美夏がお弁当を
持って屋上に行こうと
教室を出ると、ちょうど
隼人たちも出てきた。


「美夏、梨衣奈ちゃん、
一緒に昼飯食おうぜ!」


「「うん!」」


そうして私たちはみんなで
屋上に向かった。


隼人が屋上の扉を開け、
みんな外へ出る。


私は隼人の隣に座った。


「今日、慶介君いないの?」


私は慶介君がいないことに
気づく。


慶介君とは、私の誕生日以来
会ってない。


「俺たち、ちょっとケンカ
したんだよ」


「そうそう」


隼人の言葉に、亮太君も
答える。


「そうなんだ」


「「うん」」


なんでだろう…?


…あんなに仲良かったのに。


「大丈夫。すぐ仲直り
するから」


隼人がそう言ったので
私はもう考えないことにした。
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