君だけに。



またか。



告白ね。
何の?って、そりゃ愛の。

校門のすぐそばで。


「ごめん」的なことを、心が言ってる。


ドンっ!

「いった…!」

「よ!神崎!またクラス一緒だよ!」

「うっそ~、あんたも!?」


仮にも「女子」の私に

タックルしてくるバカは、前崎。

「俺って超ラッキー♪」


「はっ?何が?私と同クラだから!?」


「うん♪」


ちょ…そんな素直な笑顔…

焦るじゃん!




「だって、テスト最下位ならなくて
すむだろ♪」


なんだ。それかよ。




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