君だけに。
キスxキス
「うまーい!やっぱ、瞳美がいると、
弁当も旨くなるわーっ」
「は?遥夏、あんたバカじゃないの??」
「ひどー」
だいぶ暑くなってきた日、私達4人は
屋上でお昼ご飯を食べてる。
「香澄、お茶ちょうだい。」
心の声に、びっくりして一瞬フリーズ。
いや、それはその、
間接…キス…ってことだから、、、。
って言っても、幼馴染みの私達だし
何度もしたことはある。
毎回意識してんのは私だけだし。
「はい、心。」
「ん。ありがと」
水筒を受け取って、平然と
飲み出す心。
…みんなからしたら、すっごく羨ましいんだろうな。こんな光景。
でも、ただお互いに意識してないってだけ。
むしろ悲しいから。
あはは。