君だけに。



「ぅぅ゛…」


「どうしたの?」


「わあっ!心!?いたの?」


「うん、はい。」


あ、私が好きなミルクティー。
…ふふっ。嬉しい…。


「で、何で唸ってたの?」




恥…!

好きな人の前で唸る女子!



なかなかだな。


「なんか、どこが解らないのかもわからなくて。」



しゅんっとしながら言うと、
心がとっさに手で顔を覆った。



「…え…どう、したの…?」


心、顔赤くない?
気のせい?


「… そんな顔…」


「へ…?」

「…そんな可愛い顔、他の男の前ですんなよ…?」




ほ??



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