君だけに。


「…ちょっと、無理。

香澄しばらくこっち見ないで。」


「わ、分かった!」


いや、わからないけど。
何も。


何で心があんなに赤いのか。

あと、心が何て言ったかも

いまいちわからなかった。



でも、心臓うるさいのは…わかる。


なんで…?


「ふぅ…もう大丈夫。こっち向いて。」


「う…うん」



私が振り向くと、心は眼鏡をかけて
私の教科書を眺めていた。


メ・ガ・ネーっっ


史上最もイケメン男子のメガネ!!


ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ!
もう、頭おかしくなりそうって!

メガネ萌!

普段あんなにカッコイイのに、
まだ更にカッコ良くなるなんて…!



さては殺意 こもってるな??



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